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その他の教育プログラム・緩和ケアの普及ツール

●緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM)
緩和ケア普及のための地域プロジェクトが計画された背景は、がんに伴う痛みや心の悩みなどの苦痛の緩和が不十分で、患者さんやご家族の希望される場所で安心して療養することが難しいと考えられているからです。
今回のプロジェクトは、地域のモデル作りを通じて、がんになったとしても、安心して過ごせるプログラムを作成し、全国に普及させることを目的として計画されました。

  • 地域のどこでも同じレベルの緩和ケアが受けられるための取り組み
  • 地域の方々が適切な緩和ケアの知識を得るための取り組み
  • 地域全体で緩和ケアの提供体制を整えるための取り組み
  • 緩和ケア専門家による診療・ケアが受けられるための取り組み

をこのプロジェクトでは実施していきます。

ご注意ください

○各ツールは地域の医療者ががん緩和ケアの専門家と相談しながら使用することを前提として作成されています。

○プロジェクトのために試験的に運用されるもので有用性・有効性が保証されるものではありません。


●看護師に対する緩和ケア教育(ELNEC-J)
看護継続教育におけるエンドオブライフケアや緩和ケアに関する教育は、各看護師のレベルに応じて多様な形態で行われてきました。
我が国の緩和ケア看護領域のスペシャリストとして、緩和ケア認定看護師、がん性疼痛看護認定看護師、がん専門看護師らが過去約10年間で合計約500名誕生しています。それら特定領域のスペシャリストを育成する教育体制は整備されており、より洗練されたプログラムに更新されています。
ところが、新人やジェネラリストの能力開発を促進する緩和ケア教育に用いる教育プログラムの体系化と整備には、未だ様々な課題が残っています。

そこで、本企画では米国のエンドオブライフ看護教育協議会(ELNEC)の日本語版であるELNEC- J(ELNEC Japan)を開発し、国内におけるエンドオブライフケアや緩和ケアの看護指導者養成プログラムの実施により、緩和ケア看護教育の養成者を育成し、それぞれの医療機関における看護師へのエンドオブライフケアや緩和ケア看護に関する研修の機会を確保していきます。
また、地域における緩和ケア看護教育の普及により、緩和ケア看護の均てん化をめざします。



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