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痛みの評価法
痛みの評価は治療方法の選択とその効果判定で重要

  1. 痛みの場所:
    痛い場所の範囲を図示します。ハッキリしないときでもできるだけ自分で示して下さい。痛い場所は2カ所以上のこともあるので、たとえ軽くても痛い場所はすべて言いましょう。
  2. 痛みの強さ:
    治療開始前にまず聞かれますが、治療中もどのくらい痛みが減ったのか、なくなったか聞かれます。痛みの原因が変化することも多く、治療していても変わらない、悪くなるときには遠慮せずに言いましょう。「医師が一生懸命にしてくれるので、悪くて言えない」は絶対に止めましょう。間違った情報を医師や看護師さんに伝えることは何の救いにもなりません。
  3. 性質:
    どのような痛みなのか患者さん自身の言葉で表現します。表現が難しいときには次のような表現がありますので参考にして下さい。【例:鈍い痛み、うずく痛み、圧迫されたような痛み、重い痛み、ズキズキした痛み、針で刺すような痛み、焼き火鉢で刺されたような痛み、ピリピリした痛み、電気が走るような痛み、正座をした後のようなシビレのような痛み、締め付けるような痛み、引き連れるような痛み、突っ張るような痛み、焼けるような痛み、筋肉がケイレンする痛み、】
  4. 影響:
    痛みによるダメージを受けた生活の内容や動作を言います。【例:痛くて眠れない、痛くて歩けない・立てない・座れない、痛くて食欲がわかない、痛くてイライラする、痛くて気分が落ち込む、突然痛みが出るのでパニックになる】 痛いだけでなく、そのために何ができなくなったのか、何がもたらされたのかは大変重要です。痛みでイライラする、落ち着かないなど心理的なことも決して我慢してはいけません。心理的なこと、精神的なことこそ積極的に医師・看護師に言いましょう。また、痛みの治療のゴールは、「痛みがなく日常生活がおくれる」ですが、なかなか痛みが取れないこともあります。その時には日常の動作や内容で、どの動作が現時点で自分にとってより重要かを具体的に主張して下さい。【例:仕事を半日でも続けたい。家族と自宅で食事がしたい。自分でトイレには行きたい。着替えたい。イライラはいやだ。】日常の他愛もないことだから、言いづらいかもしれませんが、日常の何気ないことこそ大切です。ご本人が言いづらいことは家族が医療者に伝えましょう。

 

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