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モルヒネ(オピオイド)の疑問?

痛み止めでモルヒネなどオピオイドという種類の薬が使われることがあります。オピオイドは医療用麻薬と分類され通常の薬より管理が厳重です。医学的にオピオイドを使うことが妥当な状況にもかかわらず、使うことを躊躇する理由はほとんどが誤解です。ここではモルヒネや医療用麻薬についての疑問と誤解を列挙しました。

  1. モルヒネで死期が早まるか?
  2. モルヒネを使用すると放射線治療や抗ガン剤治療の効果や副作用に影響するか?
  3. モルヒネを使うがんは治らないのか?
  4. モルヒネは次第に効きが悪くなるか?
  5. モルヒネは最後の手段か?
  6. モルヒネを使うと麻薬中毒や廃人になるか?
  7. モルヒネの吐き気は胃を荒らすから?

モルヒネについての疑問の答え

  1. モルヒネで死期は早まらない。むしろ寿命が延びたという報告もある
  2. がんの治療と安全に併用できる。痛いままでは他の治療を受けたくなくなるし、副作用が出やすくなることがあります。
  3. モルヒネを使用する判断は、痛みの程度や性質によって決まるだけで、治るがんか、治らない進行がんかは関係ない
  4. 薬の効きが悪くなって増えることはほとんどありません。がんの状態が変化して薬を増やすことはあります。逆に他の治療により痛みが軽くなり、結果として薬の量が減ったり、不要になることもあります。[重要な注意!:痛み止めの薬は自己判断で中止しないで下さい。必ず医師と相談し、判断してもらいましょう]
  5. モルヒネが無効でも他の薬や治療方法(放射線治療、神経ブロック、化学療法など)がある
  6. 鎮痛目的の使用では麻薬中毒にも廃人にもならない
  7. モルヒネは胃を荒らさない

    モルヒネは危険な最後の手段という誤解は抱かないで下さい。
    あくまでも効きの良い「鎮痛薬」のひとつです。

 

ページトップへ モルヒネは、がんの末期に使う特別な薬ではありません

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